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加齢が原因で染色体異常が起こりやすくなります。
その染色体異常の中で一番多いのがダウン症。
ダウン症は21番目の染色体が1本多く、
心疾患、学習障害、発達障害などの症状を伴う
先天性症候群です。
(21トリソミーと呼ばれています)
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ダウン症の出生頻度は加齢と共に上がります。
世界中の国で1000人に1人の割合で生まれるダウン症の赤ちゃんは、
年齢別に見ると以下のような割合になっています。
25歳・・・1040人に1人
30歳・・・ 700人に1人
35歳・・・ 295人に1人
40歳・・・ 86人に1人
確かに年齢と共にダウン症の出生確率は上がっています。
しかし高齢出産だから必ずダウン症の赤ちゃんが生まれる訳ではありません。
実際にダウン症の赤ちゃんが生まれるのは、
若いお母さんからの方が圧倒的に多いのです。
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起伏がない顔立ちなど、
ダウン症の方は容姿が似ていることも特徴の一つとして挙げられます。
また、合併症を起こすことも多く、
十二指腸閉鎖・難聴・白血病・甲状腺機能低下症などの
病気を発症してしまうケースは少なくありません。
しかしダウン症の症状がすべての子供さんに出る訳ではなく、
ほとんど分からないくらいの症状しか出ない子供さんもいます。
ただ一つだけ言えることは、ダウン症の子供さんも標準と言われる子供さんと同じ、
成長が少し遅くなるといった障害を持っているだけなのです。
ただし障害を持ったお子さんと生きていくには親御さんの覚悟も必要です。
ですから、高齢出産をする場合には
ダウン症の赤ちゃんが生まれてしまうリスクがあることを
深く認識する必要があるのですね。 |
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